-
≪保育士研修におけるゴードン・メソッドの活用≫-1-
2014.04.19 Saturday
-
≪保育士研修におけるゴードン・メソッドの活用≫-1-
どんな仕事でも、それを成し遂げていく上で「人間関係」は大きなテーマです。
「人間関係力」が「仕事力」を支える、と言っても過言ではないでしょう。
良き人間関係は良き仕事に繋がります。
況してや「子どもを育てる」という仕事を担う保育園では、
保育士の「人間関係力」は非常に重要な力です。
保育士は、園の子ども達や保護者の方々、
そして他の保育士と関わりながら仕事をしていますから、
それらの人間関係が、信頼や愛情、尊敬によって
つながっているものかどうかは、子どもたちの成長や、
保護者の方々の満足度、
園の在り方に大きく影響を与えるものと言えます。
では、良き保育を支える、良き人間関係を築くには、
一体どうしたらよいのでしょうか?
それは、お金で買うこともできないし、
どこかから借りてくるわけにもいきません。
保育士自身が、良き人間関係を築く「方法」を学び、
「実践力」を身につけて、
「人間関係力UP」を図ることが必須です。
その「方法を学び、実践力を身につけるトレーニングをする」必要性に
具体的に応えるものとして、ゴードン・メソッドの活用が有効です。
これは、アメリカの臨床心理学者トマス・ゴードン博士の
考案したプログラムです。
ゴードン博士のプログラムは、「効果的」という視点を大切にしています。
「効果的」でない方法を使うことで、人間関係に問題が生じる場合が多く、
それを「効果的」な方法に変えると、相手の反応や人間関係に変化が起き、
それらは、保育の質や、保育士の意欲、
保護者の成長にも影響を及ぼしていきます。
次回に続く